読書会  
2006年9月10日(日)開催
<つよしレポート>
前回のふらっとで「ワンクルでやってみたいこと、やりたいこと」の意見を募集したときに挙がった読書会を今回は開催しました。課題図書は『生きる意味』上田紀行(岩波新書)。今回はようちゃんに企画、本の選定、司会、進行をお願いしました。当初、どれくらの参加者があるかわかりませんでしたが、参加希望メールがだんだんと増え、当日は12名ほどの方が参加されました。初めての方も数名いらっしゃいました。最初、みんなで順番に読んでいきました。人前での朗読というのはなんだか小学生に戻ったみたいで新鮮で楽しかったです。意見交換はかなり活発なものになりました。たとえば、「自分が社会の犠牲者であるかと思わされる社会」「何を求めて生きるのか」「ホンネをさらけ出せるのって大切」などの意見が交わされていました。本の内容から私が気になったのは「物質的な豊かさがなくても幸せを実感しながら生きている人たちがたくさんいる」「方法がたくさんあるということを知っていることが大事」「色々な考えに触れる」。今回は、4時まで予定でしたが、盛り上がって時間をオーバーしてしまいました。次回は、これを踏まえて3時間に延長し、10月9日(祝) 午後14時〜17時に開催、本は今回と同じ『生きる意味』の第5章、第7章を読もうということになりました。今回参加できなかった方も次回よろしければ気軽にご参加ください。

  ←今回の司会をしてくれたようちゃんが今日の段取り&流れについて説明しています。みんなの意見を聞きながら、進んでいきました。ようちゃん、お疲れさまでした!

読書会は無料のため、飲み物等は用意しないので必要な方は各自ご持参ください、とお願いしたら、多くの方がお菓子を持ちよってくださいました。特にチョコがたくさん!キットカットや小枝、北海道土産のROYCEの生チョコ・・・。特に喜んでいた竹●さん。笑

参加者の感想

●今日は参加できてとてもよかったです。大変ありがとうございました。みんなでのお話のなかにもありましたが、会話は相手との考えや思いの違いの部分をテコ(接点)にして、面白く発展、展開するものだと思う。『そうだね、そうだね、僕もそのように思うよ』という頷き合うだけの会話(=時にはすごく必要であるけれど)でなくそんな多様な意見の交換が出来たことがよかったなぁと思いました。(個人的には発言する勇気をもっと持ちたいですネ!)(30代女性)

●ワンクルに参加する前は解決する手口が見つからず、それにホンネで相談できる人すらいなくて自分の殻に閉じこもっていました。だが、この会に参加し、ひとつの本を通じて議論しあうことで自分の生き方や視野が広がり、ホンネでコミュニケーションすることにより、答えが見つかる喜びを感じました。これからもその活動により、自分の視野をますます広げたいと思います。

●最初始まる前はみな黙ってしまってシーンとした会になるのかなと思っていたのですが、最初からとても活発で色々な意見が聞けました。(30代 男)

●今回、初めての読書会だったのですが、割合と充実していたように思います。いろいろな人の意見が聞けてよかったです。思っていた以上にみんな意見を持ち、いろいろな思いを持っているのだと思いました。今日、参加してみて本当に良かったです。

●読書会初めて参加させていただきました。テーマに沿って話せたので、たくさんの人の意見を聞けて参考になりました。本に対しての理解を深めたり、違った考えを共有してくのは良いことだと思います。また、読書会の機会があれば、一人ひとりの話に耳を傾けていきたいです。(20代男性)

●「生きる意味」という普段は忙しい中で考えることがないテーマを時間をとって考え、話し合うことができたのは貴重な経験でした。いろんな考えを聞くことが出来て面白かったです。みんなと同じ欲求をもつことが経済発展のために奨励されていたという指摘は一理あると思いました。

●この本で書かれていることで自分の感じたことは生きる意味、幸せは「物じゃない、お金じゃない、心の問題だ」というような事が書かれていると思った。しかし、私は「物」や「お金」にこだわってしまう。生きてきた環境によるものだと思うが、自分の住みたいところに住んで、欲しいものが買える。これはとても重要で幸せを感じることができるものであるからです。自分の課題はある程度それが達成できた時に次に何かあるのか、何を見つかられるのかということ。

●読書会というよりは、どちらかと言えば討論会という感じでした。1つの課題でいろいろな人が意見を持って、それについて話し合うのは新鮮な感じがしました。

●初の読書会ということで楽しみにしていました。事前に教材も読了して気合が入っていました。結果は大変面白かったです。みんな朗読がうまいなあと関心しました。それぞれの意見も飛びかいとっても充実した時間でした。 39歳男

●「生きる意味」っていういきなり大きなスケールで、いろんな側面からの意見が出て、悪く言えばまとまりがなく漠然とした雰囲気だったけど、その分いろいろな切り口でいろいろな考え方に触れられて楽しかった。できれば、今後方向性をある程度決めて、範囲を限定して議論するのもいいと思います。 20代男性

●感想・・・何を書いたらいいんだ? えーっと。。。
 読書という行為自体は慣れてるんだけど、読書会っていう形式は初めてだったので、どういうものなのか多少不安でした。久しぶりに声を出して本を読むっていう行為は学生時代以来でけっこう緊張しました。企画者の方に感謝。ネタとして単一のものがあることは、場を成立させる機能としてけっこう有効でおもしろかったです。

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